Dream Link BLOG

カンボジアでの学校建設にまつわる情報を発信しています。

様々な人との繋がりの中でいま感じる事

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こんばんは。

Dream Linkの藤井智也です。

 

2014年3月に活動を開始してから早1年と3か月が経ちました。

 

これまでに様々な繋がりの中でここまで活動をしてきました。

「まさかこんな方と出逢うなんて」の連続。

 

私たちは今年の12月からカンボジアのクラチェ州という州にある「ターポン村」という場所に3教室の小学校を建設します。

観光都市であるシェムリアップからは車で約8時間の場所にクラチェ州があります。

首都のプノンペン州からは車で約5時間の場所に位置します。

 

内戦前はクラチェ州にも空港があったものの、1975年〜1979年の内戦時代に空港は焼き払われたと言われています。

その為、空路での移動手段が無く、どうしてもシェムリアッププノンペンなどの大都市などから車で出向くしか手段が無い状況です。

 

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(赤枠で囲まれている「KRATIE」という場所がクラチェ州に該当する。)

 

上記の理由から、カンボジアの中でも、「クラチェ州」、「モンドルキリ州」、「ストゥントゥレン州」、「ラタナキリ州」は「北東4州」という位置づけがされ、カンボジアの中でも最も支援の届きにくい州とされています。

 

クラチェ州のターポン村には既に1979年に建設された木造の小学校が存在します。

しかし、長年に渡る外部環境の影響などもあり、柱の至る所には亀裂が入り、小学校の屋根には無数の穴が目立ちます。

カンボジアには日本のように四季がある訳ではなく、乾季と雨季の2つの季節のみが存在します。

雨季にあたる5月〜10月頃になると、その期間、ターポン村の現存の小学校ではほぼ全ての授業が中止になると言います。

 

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(ターポン村に1979年に建設された木造の小学校での授業風景。2015年1月に撮影。)

 

2014年12月から2015年1月にかけて、実際にJICA青年海外協力隊の方に同行して頂き、ターポン村を訪問した際に、ターポン村のコーンソムアーン校長より、現存する木造の小学校のすぐ隣の敷地にて、コンクリート製の3教室の小学校の建設を要請されました。

 

カンボジアの多くの小学校では、午前と午後で「2部制」という授業形式を採用しており、子ども1人が満足に1日中授業を受ける事ができません。

これは子どもの数の多さが影響しており、1つの小学校に全ての子どもを1日中収容することがままならない事が理由となっています。

その為、例えば、以下のように授業を実施しているのが実情です。

①1年生〜3年生の低学年クラス:午前中に3教室をそれぞれ使用

②4年生〜6年生の高学年クラス:午後に3教室をそれぞれ使用

 

私たちはまずはクラチェ州教育局が要請する、この2部制という形に合わせて、3教室のコンクリート製の小学校を今年の12月から建設しようと活動をしています。

 

建設が終了した後、「譲渡式」を行い、国への小学校の譲渡を行い、正式に公立の小学校となるプロセスを辿ります。

認可がされ次第、クラチェ州教育局と首都プノンペン州教育省との間で、教師の派遣に関するやり取りがなされ、教師の派遣や教科書の無償支給がなされます。

(カンボジアは小学校6年間から中学校3年間が義務教育で無償授業を受けられる期間となる。外務省:諸外国・地域の学校情報(国・地域の詳細情報))

 

草の根の団体である私たちは、建設資金である300万円を集める為に、現在「279(ツナグ)プロジェクト」を実施しています。

「1口1万円」を279名の方からお預かりし、総額279万円と、毎月1度のペースで開催しているDream Linkの主催イベントの収益金等を合わせて、トータル300万円の建設資金を集める事を目標としています。

10名で1口でも、100名で1口でもご参加頂く事が可能です。

本日6月17日時点でのご協力者は102名です。

 

建設の為に現地入りするのが今年の12月中旬を予定しています。

実際に建設を開始するのが今年の12月末を予定しています。

 

残り半年を切った中で、残り177名の方からのご協力が必要となっております。

279プロジェクトのご参加者の皆様とは毎月1度のペースで、

建設直前まで交流会をベースに、

建設する小学校の模型や図面についての意見交換の場、

今後のプロジェクトの動き全般について意見交換する場をご用意しております。

 

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(前回5月30日に東京の高田馬場にて開催した279プロジェクト参加者の集まりの様子。)

 

様々な人との繋がりの中でいま感じる事。

それは、様々な役割がなければこのような支援活動は長くは続かないという事です。

言葉でもって「○○して下さい」と相手に伝え、

それに相手が頷いてくれたとしても、場合によっては「押しつけ」感が出てしまうのではないかと感じています。

そのような支援は長続きがしないのではないかと長らく感じていました。

先日、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんの写真展に伺った際、「写真等の表現が言葉と伝える相手の間に入る事によって、相手への伝わり方も柔らかくなる。」という事を伺いました。

きっと、写真や映像、エンターテイメントでも良い。様々な役割が組み合わさる事によって、それらが世界の明日に繋がっているんだと感じながら日々の活動をしています。

279プロジェクトも、そんなたくさんの方の関わりの中で前に進めていきたいと思っています。

 

私たちの活動に少しでもご興味のある方は、下記メールアドレス宛にご連絡頂き、

直接のやり取りをさせて頂く事が可能です。

Dream LinkのウェブサイトやFacebookページもございますので、そちらも合わせてご覧下さい。

 

いつもご協力をありがとうございます。

 

Dream Link代表

藤井 智也

 

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www.dreamlink279.com

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《6月20日(土)Dream Link主催イベント》

6月20日(土) 15:30~18:00 Dream Link イベント @原宿 AJITO | Facebook

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《現在のカンボジア小学校建設資金
1,395,663縁/3,000,000縁
279プロジェクト:1,115,879縁
279プロジェクト参加者:102名/279名

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《Dream Linkお振込先》
三菱東京UFJ銀行 市ヶ谷支店(014)
普通口座0175159
藤井智也(フジイ トモヤ)

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《お問い合わせメールアドレス》

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