Dream Link BLOG

カンボジアでの学校建設にまつわる情報を発信しています。

カンボジアの教育事情と私たちが行う小学校建設について

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(カンボジア「クラチェ州」の中心市街の街並。)

 

おはようございます。

Dream Linkの藤井智也です。

今日は、カンボジアの教育事情についてのご説明と、現在のカンボジアの教育事情に私たちの小学校建設がどう絡んでいるかについての投稿をします。

 

【居場所】

学校って一つの居場所のようなものだと思っています。

子ども達が笑顔でいる日々を送り、時には喧嘩をし、時には奇跡のようなご縁を紡ぎながら、それぞれ将来の糧を手にしていく。

個人的に、今でも当時の小学校の担任の先生の投げかけてくれた言葉を鮮明に覚えていることが多いです。

 

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(今年の12月から建設を行うクラチェ州のターポン村の子ども達。2015年1月撮影。)

 

【小学校】

カンボジアでは現在、国を挙げて「小学校の就学率100%」を達成する事を目指しています。

基礎教育として、母国語のクメール語、算数、歴史、理科等を中心に小学校で教育の機会を提供することに取り組んでいます。

私たちは国の指針に沿った形で、カンボジアのクラチェ州にあるターポン村に3教室の小学校を建設します。

 

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(ターポン村に現存する1979年に建設された木造の小学校。 雨季にはほとんどの授業が停止になる。クラチェ州教育局及びターポン村小学校の校長からは、この隣の敷地にコンクリート製の3教室の小学校の建設を要請されている。2015年1月撮影。)

 

【中学校】

カンボジアにおける就学率は小学校と中学校で以下のようなデータがあります。

小学校:69%

中学校:17%

(外務省:諸外国・地域の学校情報(国・地域の詳細情報))

中学校の就学率が極端に低くなっていますが、これには以下のような様々な理由があります。

  • カンボジアの「州」の中に存在する更に小さなコミュニティ単位である「群」の中には、1つしか中学校を建設できないという決まりがある為。

          (理由は不明。カンボジア全土の中でも場所による可能性あり。)

  • 小学校卒業後に両親が行う農業を中心とした職業に従事する為。

 

様々な事情がある中で、私たちが建設するクラチェ州のターポン村には既に18年前に建設されたコンクリート製の中学校が存在します。

1979年に建設された木造の小学校とは異なり、コンクリート製の中学校においては5月から10月の雨季の間でも、大量の雨漏りの影響を受けることなく授業を受けることが可能です。

 

中学校がある事だけでもカンボジアの中では非常に貴重な事であり、

私たちが協力をする小学校建設の先で、子ども達が小学校6年間のみならず、

中学校3年間も更に学べる環境がすぐ目の前にあることは、非常に恵まれている事だと思います。

 

より多くの子ども達が、

より多くの期間学び続けられる未来を願って。

 

Dream Link

藤井 智也

 

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《6月20日(土)Dream Link主催イベント》

6月20日(土) 15:30~18:00 Dream Link イベント @原宿 AJITO | Facebook

→日本在住のカンボジア人4名にお越し頂き、小学校建設にまつわるトークを行います。

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《現在のカンボジア小学校建設資金
1,395,663縁/3,000,000縁
279プロジェクト:1,115,879縁
279プロジェクト参加者:102名/279名

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