Dream Link BLOG

カンボジアでの学校建設にまつわる情報を発信しています。

私たちが抱える課題

こんばんは。

Dream Linkの藤井智也です。

 

今年の12月から建設を開始するにあたり、私たちが抱える課題は数多くあります。

今晩は、いま抱える特に大きな課題とそれに対して私たちが考える対策を投稿したいと思います。

(困った事は包み隠さずに共有してしまった方が良いと考えました。)

 

【コスト面】

大工のお給料について

課題

大工の雇用に要するお給料が高額になる可能性があります。

特に大都市シェムリアップ州から以前お世話になっていた顔なじみの棟梁をクラチェ州まで住み込みで呼ぶ事になると、費用がその分上積みされてしまいます。

対策

クラチェ州現地の大工を雇う。

(今年の12月の建設開始前に1人1人の大工と面会した上で、実際に雇用するかどうか決定する。)

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 (シェムリアップ州にてお世話になっている棟梁「ムンチャイ」。年中建設作業をしている為、ムキムキです。。)

資材費について

課題

  • 為替が円安方向に動いている為、資材の調達にかかるコストが大幅に値上がりする可能性有り。
  • 遠方から砂の運搬をする場合に運搬費用が余分にかかる可能性がある。

対策

  • 為替については対策模索中。
  • 砂の運搬については11月頃から乾季に入り次第、すぐにターポン村の村人に村人の力で土台の砂を盛ってもらうように働きかけます。遠方からの運搬は極力避けます。

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(2014年3月3日から3月23日にかけて実施したNPO法人はちどりプロジェクトの紙漉工房建設開始前の写真。雨季対策として土台に砂を盛っておく必要がある。この当時は建設開始前に村人の力によって土台の砂が盛られていた。カンボジアシェムリアップ州のプレイキション村にて撮影。)

クラチェ州中心市街からターポン村までの移動費について

課題

ターポン村までは車で1時間を要します。その為、ピックアップトラックを手配し、現地のドライバーを雇用し、建設地まで向かう必要があります。

通常、シェムリアップで建設をする場合には、ボランティアメンバーを募り、各メンバーからの参加費を頂く事によって、その参加費の中からトラック代とドライバーのお給料をお支払いします。

しかし、クラチェ州には以下のような問題点があり、このままでは支払いにあたり採算が合わなくなる可能性が非常に高いです。

  • 問題点その1:「日本人が少ない」

クラチェ州のメコン川には河イルカ(カワゴンドウ)が生息しています。エコツーリズムが普及している欧米諸国のバックパッカーは比較的多いですが、日本人は片手で数えきれる程の人数しか滞在していないのが現状です。捉え方によっては、

「世界中の人たちと共に一つの目標を達成できる良い機会」なのかもしれません。

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(2015年1月1日にクラチェ州に面するメコン川にてドルフィンウォッチングをした際に撮影したカワゴンドウの写真。多くの欧米人が観光客として訪れる。)

  • 問題点その2:「ボランティア風土が浸透していない」

シェムリアップ州であれば、各ゲストハウスを見渡す度に、「○○ボランティア募集」という張り紙がしてありますが、クラチェ州のゲストハウスにはどこを見渡してもそのような募集はありません。

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(「○○ボランティア募集」チラシのイメージ写真。 カンボジアシェムリアップ州の「

IKI IKI Guest House - Siem Reap, Cambodia - ホテル | Facebook」にて撮影。クラチェ州にはこのような張り紙は見られない。)

 

対策

  • 日本人の絶対数が少ない点に付いては、欧米人も巻き込んだ上で、建設メンバーを集めていく必要があります。

  また、クラチェ州の村人のサポートを得た形で、総力を結集する必要があります。

  (建設参加費を欧米人から頂く方針。)

  • ピックアップトラックを借りる費用をクラチェ州からのサポートにより無償で対応して頂けないか交渉します。

  (現在、クラチェ州教育局の計画課に所属されている青年海外協力隊の方と交渉中で  す。)

  • 張り紙などの広告宣伝は全ゲストハウスにし、州全体を巻き込む動きをする。

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(2015年1月にクラチェ州を訪問した時の、クラチェ州教育局計画課の三橋隊員と谷口隊員と撮影した写真。各村の訪問に同行して下さった。)

 

 

【言葉の壁】

課題

Dream Linkにはクメール語を建設するにあたり支障無く用いることのできるメンバーが居ません。

その為、年末年始にクラチェ州を訪問した際には、クラチェに事務所を置く「NGOケープ」のトナー氏に同行頂き、村調査を実施しました。

(トナー氏は、母国語であるクメール語と、英語を用いる事が可能。)

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(オレンジ色のシャツを着ている方がトナー氏。ターポン村周辺を案内して頂いている際に撮影した写真。)

 

対策

シェムリアップ州等から顔なじみの通訳をクラチェ州まで連れてくるのは別途費用がかかる為、トナー氏のような英語を使用可能な何名かのサポーターに付いて頂き、建設を進める。

トナー氏1名では日常業務に支障をきたす為、何名かに協力を依頼し、サイクルを回していく。

(通訳の雇用はなるべくせずに対応できないか現地との確認を行っていく。)

 

 

以上、非常に様々な課題がありますが、、、、

残り約半年間で、クラチェ州現地とのやり取りを通じて一つ一つ解決していくしかありません。

どうか皆様のお力を貸して頂けそうな点がありましたら、アドバイス等を頂けますと幸いです。

 

Dream Link

藤井 智也

 

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