【残り2日!】出発前ラストイベントを控えていま思う事
こんばんは!
明日が出発前ラストイベントとなります。
【12月15日(火)「279(ツナグ)プロジェクト」279人/279人達成パーティー】
【12月15日(火)開催!】「279(ツナグ)プロジェクト」279人/279人達成パーティー | Facebook
2014年3月29日、私は東京で開催したNPO法人はちどりプロジェクトの工房建設報告会の場で学校建設を宣言しました。
その時はまだ、幼稚園を建てるのか・小学校を建てるのか・中学校を建てるのかすら決まっていませんでした。
活動する中で、調査を通して本当に必要な教育環境が必要とされる場所に出逢い、その場所に本当に必要とされる学校を建設しようと考え、あえて最初から建設する学校は決めていませんでした。
あれから1年と半年の間、
本当に様々な事を経験してきました。
先日、建設する小学校の最終模型のお披露目がありました。
設計チームのSUDACHIと協力し合ってここまでの形となりました。
多くの協力やアドバイスがあり、このような形になった一方で、まだまだ解決しなくてはいけない課題が多くあります。
例えば、今回の設計では壁に部分的に風通しと採光性を挙げる為の穴を隙間をあけています。
ですが、雨季の期間やスコールの際に雨風が教室内に入り込んでくる可能性がある為、現地の大工からは雨風対策を求められています。
また、今回の設計では天井と天井が隣の教室間で吹き抜けになっている為、隣の教室にいる子ども達の声が隣の教室の授業の妨げになるのではないかという懸念もあります、、
この点については、天井と壁の間に音を軽減する仕組を作る必要があります。
天井の屋根については、再現が出来るのかどうかというご質問もありましたが、現地で建設を担当する大工に、今年の9月に模型を見せた上で聞き取りをしたところ、建築は可能であるという答えをもらっています。
何か新しい物を作ろうとする時に様々なご意見がでるのは当然だと思っています。
そしてそのご意見の一つ一つがとても有り難い物ばかりです。
私たちは、現地に居るカンボジア人の大工だけではなく、日本に居る設計チームの皆さんとも力を合わせて活動をしたいと考えました。
自分たちの想いが加わる学校が、カンボジアの環境に適合して、実際に建設が可能であるかどうか、予算には見合う設計なのかどうか、
そんな想いを実現する為にも、日本国内にも設計の専門チームが必要であると考えました。
今回の設計は、カンボジアの一般的な建築様式とはいくつかの点で異なる点があります。
例えば、教室と教室間が離れていて、その間に子ども達の集う共有部分がある。
この共有部分には教室の後ろからも前からも出入りが出来るようになっています。
そこに込めた想いは、学校が勉強する場だけではなく、繋がりが生まれる場として利用される事を願っての設計となっています。
屋根の独特の形状は、船をイメージした形状になっており、クラチェに面するメコン川をモチーフとして「新たな船出」への想いを込めています。
現状、1年の半年間の間授業が受けられていない子ども達が、新たな小学校が建つことによって、授業を受けられるように、新たな船出としての小学校になればという想いがこもっています。
実際に現地の村人や校長先生にも模型を見せていますが、多くの方から納得を頂いているつくりとなっています。
しかし、9月の段階で模型を提示した際に、大工の口からは通常の設計の小学校に比べてコストの掛かる見積が提示されました。
このままではこれまでご協力して下さった何名もの方がお持ちの「教育を届ける」という第一の目的には必ずしも合致せず、建設すらままならなくなる可能性がありました。
その時の大工からのアドバイスをもとに、削れる設計箇所は大幅に削り、逆に耐久性などの面で心配が残る点については補強箇所を増やしたりしながら、予算の調整を重ねてきました。
その結果がこれまで目標にして来た「360万円」という建設資金額になっています。
この設計は私たちの中で何としても実現させたい形です。
日本人の中でのエゴと言われかねない面もあるかもしれませんが、多くの協力者の想いがのった設計になっています。
先日の「行ってらっしゃい会」でこの事を実感しました。
多くの人たちのとびっきり輝く笑顔や、これからの未来に向けて気の引き締まった顔を見る中で、私たちのやって来た事に対して、謙虚さと自信を持たなくてはいけないと思いました。
ある人の涙を目にする中で、これまでの生半可じゃない活動に対する想いの強さを知る事が出来ました。
後は、現地の人びとが思い描き、求めるものを更に知っていく事が必要があります。
私たちはこれからそれを行う為に続々とカンボジア現地に渡ります。
きっと自分たちの至らない点については様々な変更もでるかもしれません。。
多くの擦り合わせが必要になるかもしれません。
現地で自分たちを試す時がきています。
ただ、愚直に国際協力とは何かという事を考えながら、現地のことを考えながら行動していきたいと思います。
明日のイベントではこれまで考えに考えて来た私たちの想いを皆さんにお届けします。
Dream Link
藤井智也
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【ウェブサイト】
【Facebookページ】
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《イベント情報》
【12月15日(火)「279(ツナグ)プロジェクト」279人/279人達成パーティー】
【12月15日(火)開催!】「279(ツナグ)プロジェクト」279人/279人達成パーティー | Facebook
【12月18日(金) TOUR FINAL HACHIただいまLIVE!】
【12月18日】TOUR FINAL HACHIただいまLIVE!~全国ツアーあるある早く言いたい~ | Facebook
【クラチェ州小学校建設参加ページ】
Dream Linkカンボジア・クラチェ州小学校建設 | Facebook
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《279(ツナグ)プロジェクト実施中!》
→建設資金の最終発表については、12月15日開催の「279(ツナグ)プロジェクト達成パーティー」の場で行います!
279プロジェクトは、279名の方から「1口1万円」をお預かりし、イベント収益金や物販収益金等を合わせて、300万円を目標に小学校建設の資金を集めるプロジェクトです。2014年8月24日からプロジェクト始動しました。
ご参加はお1人で1万円でなくても、「5名で1口」や「10名で1口」のように、グループで1万円などでのご参加も可能です。ご協力を頂いた方は、毎月1度実施している「279プロジェクトご参加者の集い」へのご招待や、建設終了後に出版予定の本への掲載も考えています。
279プロジェクトご参加者の集いでは、279ご参加者様同士の親睦を深めるだけでなく、Dream Linkの活動報告や今後の活動内容の話し合いも実施しています。
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《建設場所(クラチェ州ターポン村)》
私たちの建設場所は、上の地図上の「KRATIE」という場所に位置する「スノール群ターポン村」となります。大都会である「シェムリアップ州」から車で9時間を要し、首都「プノンペン州」からは車で6時間を要する場所に位置します。空路でのクラチェまでの移動手段がない為、車などで大都会から移動する事が必要となる為、カンボジアの中でも学校教育支援の手が届きにくい場所の一つとされています。
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《Dream Linkお振込先》
三菱東京UFJ銀行 市ヶ谷支店(014)
普通口座0175159
藤井智也(フジイ トモヤ)
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《お問い合わせメールアドレス》
info@dreamlink279.com