カンボジアの教育事情について
おはようございます!
本日は、カンボジアの教育事情についての投稿です!
●現地の教育の概要と特色
①学校制度
6・3・3・4制
②義務教育期間
6歳〜14歳(小学校6年間、中学校3年間)
③学校年度
毎年10月〜翌年7月(8月と9月は夏休み)
④学期制
2学期制
1学期:10月〜4月上旬
2学期:4月下旬〜7月
⑤教育概要・特色
○1970年代後半の独裁政権により、カンボジアの教育システムは崩壊し、教員や教科書が極端に不足するなどの危機的事態に陥った。独裁政権崩壊後は、各国の支援を受けながら、教育システムの復興が現在も続けられている。
○教室や教師の絶対数が不足しており、午前/午後の二部制授業の実施を強いられている。また、不十分な学習時間を補うため、放課後に民間の学習塾に通ったり、同じ学校の先生が有料で学習指導をしているケースも見られる。
○学習内容は、国語・書き方・作文・算数・歴史・理科等が中心であり、美術・音楽・体育と言った科目はほとんど行われていない。中学校から外国語教育が行われており、英語か仏語を選択する。
出典:外務省:諸外国・地域の学校情報(国・地域の詳細情報)
就学前教育等にも課題はありますが、以上が、私たちが特に深く関わる部分でのカンボジアの教育事情です。
特に、午前と午後の2部制で授業が実施されている点は、カンボジアで長い間続く教育事情の特徴です。
●午前と午後の2部制授業について
カンボジアの多くの学校では子ども1人が満足に1日学校に通う事が出来ていません。
1校あたりに収容できる子どもの数に限りがあることが主な理由です。
1教室で約50名の生徒が授業を受けている光景もカンボジアでは珍しくないです。
トタン屋根の学校では、教室内に熱がこもり授業に集中できないなどの状況もよく見られます。
授業を受ける以外の半日は、家の農業の手伝いや家事の手伝いをする事が多いです。
●クラチェ州・ターポン村での現状
ターポン村小学校でも2部制の授業が実施されていますが、それに加えて深刻なのが雨季の影響です。
壁の一部が外れている、屋根に無数の穴があいているなどが原因で、浸水箇所が非常に多く、雨季にあたる5月〜10月の間の授業が殆ど停止となっているのが現状です。
2部制による授業時間の短さに加え、このような建物の課題が残る為に更にカンボジアの教育に与える影響は大きくなっています。
(1979年に建設された木造のクラチェ州ターポン村小学校の現状。この校舎の隣にDream Linkはコンクリート製の小学校を新設する。)
●教科書の支給について
首都プノンペン州の教育省とクラチェ州の教育局との間で支給に関するやり取りが実施されます。
教科書の支給はクラチェ州教育局から実施される予定です。
以上です!
小学校建設後の流れについては非常にご質問が多いので、今後も投稿していきます!
Dream Link
藤井 智也
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《イベント開催案内》
8月13日(木)の17:00-20:00に、名古屋にて「国際交流についてお話しする会」を開催します!
今回は、カンボジアを通して出逢った、東京で国際交流について学ぶ大学生「和田幸子」さんと国際協力についてのお話をさせて頂きます!
お話を聞くだけではなく、気軽にお話をして親睦も深めましょう。
【イベントページ】
【国際協力についてお話しする会 in 名古屋】 | Facebook
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《現在のカンボジア小学校建設資金》
1,657,084縁/3,000,000縁
279プロジェクト:1,338,927縁
279プロジェクト参加者:124名/279名
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《279(ツナグ)プロジェクト実施中!》
279プロジェクトは、279名の方から「1口1万円」をお預かりし、イベント収益金や物販収益金等を合わせて、300万円を目標に小学校建設の資金を集めるプロジェクトです。2014年8月24日からプロジェクト始動しました。
ご参加はお1人で1万円でなくても、グループで1万円などでのご参加も可能です。ご協力を頂いた方は、毎月1度実施している「279プロジェクトご参加者の集い」へのご招待や、建設終了後に出版予定の本への掲載も考えています。
279プロジェクトご参加者の集いでは、279ご参加者様同士の親睦を深めるだけでなく、Dream Linkの活動報告や今後の活動内容の話し合いも実施しています。
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《Dream Linkお振込先》
三菱東京UFJ銀行 市ヶ谷支店(014)
普通口座0175159
藤井智也(フジイ トモヤ)
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《お問い合わせメールアドレス》
info@dreamlink279.com