「産業を興さないのですか?」というご質問について
おはようございます!
よく頂く質問にあるのが、「建設する村の周辺には産業を興さないのですか?」というものです!
●なぜ産業?
カンボジアの産業の約8割は農業とされています。
農閑期を迎えると、仕事が無くなり収入源がなくなる為、タイ等の隣国に出稼ぎにいく村人が多いのが事実です。
特に、タイと国境が近いシェムリアップ州においては、1年の多くの期間において教育が受けられなくなる原因となっています。
2014年3月に私は、カンボジアのシェムリアップで2012年に小学校を建設した「NPO法人はちどりプロジェクト」さんの産業を興す為のプロジェクトに参加していました。
●紙漉産業
はちどりプロジェクトでは、小学校建設後に、村人の多くがタイへの出稼ぎをしており、教室に通う生徒が激減していた時期があります。
せっかく多くの方のご協力を頂き、小学校を建設したにも関わらず、子ども達が両親の出稼ぎに付いていくことが理由で教育を受けられていない。
それに加えて、子どももその現実を望んでいないという現実があったため、はちどりプロジェクトでは、たまたま村にあった原料をもとに、紙漉の産業を興すこととなりました。
(作り始めの頃の完成後の紙)
●現在の状況
現在では多くの村人がここの工房で働いています。
不法入国のリスク等を冒さずに、小学校からすぐのところに働き場所があることによって、子ども達の教育環境保全に繋がっています。
●Dream Linkでは産業を興さないの?
とても良く頂くご質問です。
おそらく私自身が紙漉工房の建設に参加していた事も理由となっているんだと思います。
現段階の結論としては、「村と向き合っていく中で必要と考えれば、村と相談の上、協力していく」という考えです。
理由は、ターポン村周辺での現段階での出稼ぎがそれほど顕著に表れていないためです。
クラチェ州の場合、タイとの国境というより、どちらかというとベトナムとの国境が近いことも出稼ぎが顕著ではない理由になっているのではないかと思います。
そのため、小学校建設後にどうしても教育を阻害する要因があり、その要因が収入に関する問題や出稼ぎに起因するものであり、かつ村人がその現状を望んでいないという現実があれば、それに立ち向かう覚悟を持って活動しています。
こればかりは各世帯との長い付き合いが必要になってくることだと思っています。
私たちは建設終了後も村人と向き合い続けます。
向き合う中で分かってくることがあると思っています。
まずはその動きを絶やさぬようにしていきます。
Dream Link
藤井智也
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1,852,084縁/3,000,000縁
279プロジェクト:1,518,927縁
279プロジェクト参加者:142名/279名
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《279(ツナグ)プロジェクト実施中!》
279プロジェクトは、279名の方から「1口1万円」をお預かりし、イベント収益金や物販収益金等を合わせて、300万円を目標に小学校建設の資金を集めるプロジェクトです。2014年8月24日からプロジェクト始動しました。
ご参加はお1人で1万円でなくても、グループで1万円などでのご参加も可能です。ご協力を頂いた方は、毎月1度実施している「279プロジェクトご参加者の集い」へのご招待や、建設終了後に出版予定の本への掲載も考えています。
279プロジェクトご参加者の集いでは、279ご参加者様同士の親睦を深めるだけでなく、Dream Linkの活動報告や今後の活動内容の話し合いも実施しています。
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藤井智也(フジイ トモヤ)
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